【6月の練習内容】

夏が近づき、7月や8月となるとこれまでのようには適応が難しく、体力が大きく消耗します。毎年この季節には、選手たちに対して、暑い時期にプロの試合が日中ではなく夜に行われる理由を説明します。それは、子供たちに暑い時期の日中にサッカーをすることがどれほど大変であるかを理解してもらうためです。ただし、ネガティブにとらえることはなく運動量よりも、質の高い動きができるように、そして人より速く動けるようにするために、先を読むことの重要性を伝えました。ボールを持っていない時間帯こそがゲームの勝負どころです。先を考えずにただ頑張るのは一番簡単な方法ですが、サッカーは頑張り方が重要で、ただボールを追いかけるだけではなく、予測して先を読みつつ、常に次に何が起こるかを考えながらプレーする必要があります。このことを意識し、それを基に練習を進めました。

具体的な練習内容としては、4月と5月に行った練習を応用し、リフティングの9種目から始め、動きながらボールを止めて蹴る技術や、相手の逆をつく動きを増やし、練習のレベルを徐々に引き上げました。選手たちは毎週、この目標に向かって精力的に取り組んでくれました。

7月からはコントロールシュート練習、実用的な胸トラップ、少ないタッチで良いプレーができるような普段の練習では取り組んでいないことにフォーカスして指導していきます。

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